浮気調査カメラを自宅に設置して浮気調査するのは違法?カメラを使った調査の注意点を解説
「自分の留守の間に、自分のではない長い髪の毛が落ちていた」「自宅に夫が浮気相手を入れている気がする」─そのようなケースでは、カメラの設置によって真実を確かめたい気持ちがよぎるのではないでしょうか。一方で、自宅へのカメラの設置に違法性がないか、気になるところです。
浮気調査のためのカメラの設置が有効な理由やカメラ選びのポイント、カメラを用いて自力で浮気調査をするリスクなどについて紹介していきます。
- 浮気調査のためのカメラ設置の違法性の有無
- 浮気調査のためのカメラ設置が有効な理由
- カメラの設置によって浮気調査をするリスク
- 浮気調査は探偵への依頼がおすすめの理由
浮気調査のために自宅にカメラを設置してもいい?
浮気調査を目的とした自宅へのカメラの設置に、特に違法性はありません。浮気調査で使われる小型カメラは、防犯目的で監視カメラとして設置されることが多く、高齢者や子供、ペットなどの見守りにも用いられています。防犯目的で設置されるケースでは、家族からのDV、あるいは元交際相手などからのストーカー行為に悩む人が、証拠を集めるために使われ、問題はありません。
このほかには、車へのカメラの設置するケースも、車が夫婦の共有財産であれば、特に違法性が問われないといえます。
浮気調査にカメラの設置が有効な理由
浮気調査にカメラの設置が有効な理由として以下が挙げられるように、浮気の強い証拠となります。
【浮気調査にはカメラの設置が有効である理由】
- 慰謝料の請求のための決定的な証拠になる
- 映像として残るため言い逃れができない
浮気調査のために自宅にカメラを設置すると、映像という形で浮気の証拠が撮れるため、強い証拠を収集できる可能性があります。パートナーが本当に浮気相手を自宅に呼んでいるのであれば、性行為の映像が撮れることも考えられます。浮気調査にカメラの設置が有効な2つの理由について、それぞれみていきます。
慰謝料の請求のための決定的な証拠になる
不倫が発覚して、配偶者や浮気相手に慰謝料を請求することになった場合には証拠が必要です。
不倫の慰謝料を請求するための証拠は、不貞行為の事実の裏付けになるものが必要になります。たとえば、不倫相手と配偶者がお互いに好意を持っていることや2人で食事をしたことがわかるものでは、不倫の証拠にはなりません。カメラを設置して、配偶者が浮気相手と性行為に及んでいる映像が撮れれば、決定的な証拠になります。
【慰謝料請求に必要な証拠品】
- 性行為をしている映像・音声
- ラブホテルへ出入りする写真・映像
- 性行為に関わるLINE・メールのやり取り
- 浮気を認めて自認書
映像として残るため言い逃れができない
自宅にカメラを設置して、パートナーが浮気相手と過ごしている様子が映像で残ると、パートナーは言い逃れをすることができません。自宅で撮影された映像にも関わらず、「他人」と主張するのは無理があるためです。
たとえば、GPSの発信機を仕込んで位置情報により、浮気の証拠とした場合には、「友達といた」と言い逃れされる可能性があります。あるいは、LINEで愛情表現をしているやり取りがある場合も、「友達同士の冗談」と胡麻化されるかもしれません。しかし、映像があれば、浮気相手といたことや2人の関係性が明白になります。
浮気調査に使うカメラの選び方のポイント
浮気調査に使うカメラを購入する際には、必要な機能が備わっているか、バレにくい形体であるかという点が、選び方のポイントとなります。
浮気調査に必要な機能があるかどうか
不貞行為は部屋を暗くした状態や夜に行われることがあることなどから、以下のような機能があるカメラが向いています。
- 暗視機能:光の届きにくい、暗い場所での撮影を可能とする機能
- 赤外線機能:赤外線の活用により、真っ暗な場所でも撮影できる機能
- 録画機能:映像を撮影する機能
- 動体検知機能:物体の動きを検知したときに映像を記録する機能
バレにくい形体のカメラであるかどうか
浮気調査では、パートナーにバレないようにカメラを設置するのが基本のため、カメラを置いているのがわかりにくいタイプが好ましいです。小型カメラには、カモフラージュカメラも市販されています。
小型カメラには、主に以下の形体があります。
- ペンタイプ
- メガネタイプ
- モバイルバッテリータイプ
- 時計タイプ(壁掛け時計タイプ・置時計タイプ・腕時計タイプ)
- 超小型タイプ
- USBタイプ
- 家庭用火災報知器タイプ
カメラを使って自力で浮気調査をする時の注意点
小型カメラを使って自力で浮気調査をする場合には、パートナーにバレるリスクや気づかないうちに法を犯すリスクがある点に注意が必要です。
パートナーにバレるリスクがある
パートナーにバレないように隠して小型カメラを設置したり、カモフラージュカメラを用いたりしてもバレるリスクがあります。時計タイプやモバイルバッテリータイプ、USBタイプなどは一見するとわかりにくいですが、不審に思って調べられると、レンズが仕込まれていることに気がつく可能性があります。
パートナーにバレると証拠隠滅を図られるリスクがあるほか、浮気相手を会うときに慎重になり、証拠を残さなくなることも考えられます。また、小型カメラを設置していたことがバレると、信頼関係がなくなったなどの理由で、離婚を迫られる可能性があることにも注意が必要です。
知らず知らずにうちに罪を犯す可能性がある
カメラの設置による浮気調査を行う際には、設置場所や映像の管理に注意しなければ、気づかずに犯罪行為を行ってしまう可能性があります。
自宅へのカメラの設置が違法行為になることは考えにくいですが、配偶者や浮気相手の勤務先、あるいは他人の家にカメラを設置すると、住居侵入罪を問われるほか、迷惑行為防止条例にも抵触する可能性があります。
あるいは、パートナーと浮気相手の映像を友人などの第三者に見せてしまうと、名誉棄損で訴えられる可能性があります。
浮気調査は探偵への依頼がおすすめ
浮気調査は自宅にカメラを設置するなど、自分で調べる方法もありますが、探偵への依頼がおすすめです。
自宅へカメラを設置して浮気の証拠を得られるのは、パートナーが浮気相手を自宅に呼んでいる場合に限られます。探偵は浮気調査のプロのため、長時間にわたって尾行や張り込みなどを行い、性能の高いカメラを使用し、自宅や浮気相手の自宅、ラブホテルなどへの出入りを撮影するなど、決定的な証拠をつかむことができます。また、パートナーに浮気調査をしていることがバレるリスクがほとんどなく、探偵業法にもとづいて調査を実施するという安心感があります。
さらに、自宅へカメラを設置して生々しい映像を目にするといった精神的なダメージを回避できることもメリットです。
【探偵に依頼するメリット】
- 浮気の決定的な証拠をつかめる
- パートナーにバレるリスクが少ない
- 法を犯すリスクがない
- 精神的なダメージを軽減できる
まとめ
自宅へのカメラの設置に違法性があることは考えにくく、浮気調査にも有効です。自宅へのカメラを設置することで、パートナーが浮気相手を自宅に招いていれば、決定的な証拠をつかめる可能性があります。また、映像という証拠によって、パートナーや浮気相手が言い逃れをするのが難しい状況に追い込むことができます。しかし、自宅へのカメラの設置はパートナーにバレるというリスクがあります。決定的な証拠を確実に得るには、探偵への依頼がおすすめです。
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