浮気の証拠を集めるには?証拠となる例や見つけ方について解説

「浮気の証拠を集めるには?」
「浮気の証拠になるものは何がある?」
パートナーに浮気の影を感じたとき、証拠を集めることはとても重要です。
しかし、証拠が不十分だと、浮気を問い詰めても言い逃れされる可能性があります。
慰謝料請求や離婚を考えている場合には、法的に有効な証拠をそろえる必要があります。
浮気の証拠として認められるものは、具体的には以下の6つです。
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本記事では、浮気の証拠となる具体的な例や集め方を詳しく解説します。
さらに、慰謝料請求に向けてやるべきことや、証拠を集める際の注意点についてもご紹介します。
後悔しないためにも、正しい方法で証拠を集めるためのポイントを押さえておきましょう。
この記事でわかること |
浮気の証拠に有利となるもの
浮気の証拠として有効なものは、以下の6つです。
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浮気の証拠として大切なのは、「言い逃れできない客観的な証拠」です。
上記の証拠を押さえておくことで、万が一の慰謝料請求や法的措置をとる際にも有利に進めることができます。
以下では、それぞれの証拠について詳しく解説します。
LINE
浮気の証拠としてLINEのやり取りを確認する人は多いでしょう。
特に「会いたい」「愛してる」「次はいつ会える?」などの親密な内容が含まれている場合、浮気の可能性が高まります。
また、LINEのトーク履歴だけでなく、非表示リストやアーカイブ機能を使って隠しているケースもあるため、確認する際は注意が必要です。
メール
LINEのやり取りと同様に、メールも浮気の証拠になり得ます。
特に、GmailやYahoo!メールなどのウェブメールは、履歴が残りやすいためチェックしやすいです。
浮気相手とのメールには、デートの約束やプレゼントのやり取り、ホテルの予約確認など、具体的な内容が含まれることがあります。
また、送信履歴だけでなく、ゴミ箱やアーカイブに削除済みのメールが残っている場合もあるため、注意深く確認することが大切です。
ホテルに出入りする写真
ホテルに出入りする写真は、浮気の決定的な証拠となります。
特に、二人が一緒にホテルへ入る瞬間や、数時間後に出てくる場面を撮影できれば、言い逃れは難しくなります。
ただし、個人で尾行して撮影するのはリスクが高く、相手に気づかれた場合はトラブルに発展する可能性があります。
そのため、確実に証拠を押さえたい場合は、探偵に依頼するのが最も確実な方法です。
費用はかかりますが、確実に証拠を押さえたい場合には有効な手段といえるでしょう。
ボイスレコーダー
ボイスレコーダーは、浮気相手との会話や電話のやり取りを記録するのに有効です。
特に、車の中やカバンの中に仕込んでおくことで、普段の会話の中から浮気の証拠をつかめる可能性があります。
「次はどこで会う?」「またホテルに行こう」といった発言が録音されれば、言い逃れできない証拠となります。
行動履歴
浮気の証拠として、行動履歴をチェックするのも有効です。
例えば、スマホの位置情報履歴や、カーナビの履歴、交通系ICカードの使用履歴などから、普段行かない場所に頻繁に訪れていることがわかれば、浮気の可能性が高まります。
また、飲食店やホテルの領収書、タクシーの利用履歴なども証拠として活用できます。
調査報告書
最も確実な証拠として挙げられるのが、探偵による調査報告書です。
探偵はプロの技術を駆使して証拠を押さえ、裁判でも有効な報告書を作成してくれます。
写真や動画の記録だけでなく、相手の行動履歴を詳細にまとめたレポートを提供してくれるため、慰謝料請求や離婚調停の際にも大きな力を発揮します。
個人で証拠を集めるのが難しい場合や、確実に有利な証拠を得たい場合は、探偵に依頼するのがおすすめです。
浮気の証拠の見つけ方
浮気の証拠の見つけ方は、大きく分けて以下の3つです。
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浮気の証拠を見つけるためには、相手の行動や持ち物、デジタルデータなどを注意深く観察することが重要です。
ただし、やみくもに探しても見つかるとは限りません。
効率的に証拠を集めるためには、どこに浮気の痕跡が残りやすいかを把握しておく必要があります。
以下では、浮気の証拠を見つける具体的な方法を紹介します。
SNSやアプリでやり取りをチェックする
浮気の証拠を見つける手がかりとして、SNSやメッセージアプリのやり取りを確認する方法があります。
LINEやInstagram、X(Twitter)、Facebook、TikTokなどのSNSは、浮気相手との連絡手段として利用されることが多いです。
特に、非公開アカウントやダイレクトメッセージ(DM)には浮気の痕跡が残りやすいので注意が必要です。
相手が頻繁にスマホをいじっている時間帯や、不自然にスマホを隠す動きをしていないかも確認すると良いでしょう。
服や持ち物から浮気の兆候を確認する
浮気をしている人の服や持ち物には、普段と違う変化が現れることがあります。
例えば、衣類に見知らぬ髪の毛が付いていたり、香水の匂いがいつもと違っていたりする場合は、浮気の可能性が高まります。
また、ポケットの中にホテルのルームキーや映画のチケットが入っていることもあります。
特に、パートナーが普段は興味を持たないようなジャンルのチケットを持っていた場合、誰と行ったのかを確認することが重要です。
レシートやクレジットカードの明細から浮気の痕跡を探す
浮気の証拠として、レシートやクレジットカードの明細を確認する方法もあります。
特に、高級レストランやホテル、ジュエリーショップ、ブランド品の購入履歴がある場合、それが浮気相手へのプレゼントの可能性もあります。
さらに、タクシーの利用履歴やカフェの領収書なども、浮気相手と会っていた証拠となる場合があります。
クレジットカードの明細は、オンラインで簡単に確認できることが多いため、不審な支出がないかチェックするのも効果的です。
浮気による慰謝料請求のためにやるべきこと
浮気による慰謝料請求を考えている場合、やるべきことは以下の3つです。
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感情的になってすぐに相手を問い詰めても、言い逃れされる可能性が高く、証拠が不十分だと慰謝料を請求できないこともあります。
特に、法律上「不貞行為」と認められる証拠が必要となるため、客観的な記録を確実に押さえることが重要です。
以下では、慰謝料請求を有利に進めるためにやるべきことを解説します。
一定期間にわたって証拠を集める
浮気の証拠は、一度の出来事だけでは不十分と判断されることがあるため、一定期間にわたって証拠を集めることが大切です。
例えば、ホテルの出入り写真が1回だけでは「たまたま一緒にいただけ」と言い逃れされる可能性がありますが、複数回にわたる証拠があれば、継続的な関係を証明できます。
また、LINEのやり取りやクレジットカードの利用履歴なども、時系列で記録しておくことで、浮気の継続性を示す証拠になります。
複数の証拠を用意する
慰謝料請求をする場合、1つの証拠だけでは不十分と判断されることがあります。
そのため、LINEのやり取り、ホテルの出入り写真、クレジットカードの履歴など、複数の証拠を組み合わせて集めることが重要です。
例えば、「LINEのやり取り+ホテルの写真」「クレジットカードの利用履歴+ボイスレコーダーの音声記録」など、複数の証拠を揃えることで、相手が言い逃れできない状況を作ることができます。
裁判や調停で有利に進めるためにも、なるべく多くの証拠を確保しておくことが大切です。
探偵に依頼して確実な証拠をつかむ
自分で証拠を集めるのが難しい場合は、探偵に依頼するのも有効な方法です。
探偵は、尾行や張り込みなどの専門的な技術を使って、裁判でも有効な証拠を確保してくれます。
特に、ホテルに出入りする写真や映像、詳細な行動記録をまとめた調査報告書は、法的に強力な証拠となります。
探偵に依頼する際は、費用や調査内容を事前にしっかり確認し、信頼できる探偵事務所を選ぶことが重要です。
浮気の証拠を自力で集める際の注意点
浮気の証拠を自力で集める際、以下の3つに注意する必要があります。
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焦って無理な調査を行うと、逆に法的な問題に発展したり、相手に気づかれて証拠隠滅されるリスクが高まります。
以下では、浮気の証拠を集める際に特に注意すべきポイントを解説します。
スマホを覗き見ると法律に抵触する恐れがある
浮気の証拠を探す際、多くの人がスマホをチェックしたいと考えるかもしれません。
しかし、相手のスマホを無断で開いたり、LINEやメールを勝手に見る行為は、プライバシーの侵害や不正アクセス禁止法に違反する可能性があります。
参考:不正アクセス行為の禁止等に関する法律 | 国民のためのサイバーセキュリティサイト
特に、スマホのロックを解除して中身を覗いた場合、違法行為とみなされるケースもあるため、慎重に対応する必要があります。
もしスマホの中のやり取りを証拠として確保したい場合は、「本人に確認しながらスクリーンショットを撮る」「相手が自白した内容を録音する」など、合法的な方法で証拠を残すようにしましょう。
配偶者に気づかれないようにする
浮気の証拠を集める際、最も注意すべきなのは「相手に気づかれないようにすること」です。
一度でも浮気調査を疑われると、相手は警戒し、スマホの履歴を消したり、ホテルでの待ち合わせ方法を変えたりする可能性があります。
そのため、行動を観察する際は、普段通りに接しながら冷静に情報を集めることが大切です。
また、怪しいレシートやクレジットカードの履歴を発見しても、その場で問い詰めるのではなく、証拠として記録を残しておくことが重要です。
焦らず慎重に動くことで、より確実な証拠を押さえることができます。
証拠を偽造しない
浮気を確信していても、確実な証拠が見つからないと、つい「証拠を作ってしまおう」と考える人もいるかもしれません。
しかし、偽造した証拠は裁判では認められず、私文書偽造罪(刑法第百五十九条)に抵触するおそれもあります。
参考:刑法 | e-Gov 法令検索
例えば、LINEのメッセージを編集して浮気をしているように見せたり、他人の写真を使って「浮気相手のもの」と偽る行為は、虚偽の証拠として扱われる可能性があります。
正当な手段で集めた証拠でなければ、慰謝料請求や離婚調停において不利になるため、注意が必要です。
まとめ
浮気の証拠を集めることは、感情的になりやすい場面だからこそ、慎重な対応が求められます。
証拠として有効なのは、LINEやメールのやり取り、ホテルの出入り写真、ボイスレコーダーでの会話記録、クレジットカードの明細、探偵の調査報告書などです。
ただし、一つの証拠だけでは不十分な場合もあるため、複数の証拠を組み合わせることが重要です。
また、証拠を集める際には、法律に触れないよう注意しながら、配偶者に気づかれないよう慎重に進める必要があります。
万が一、自分で証拠を集めるのが難しい場合は、探偵に依頼することで、確実な証拠を得ることも可能です。
冷静に証拠を集め、後悔のない判断をするための準備を進めましょう。
当記事の監修者

- 氏名
- 岡田 真弓
- 経歴
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1968年東京都生まれ
2003年総合探偵社・株式会社MRを設立
2008年MR探偵学校を開校し、学長に就任
2016年一般社団法人日本ライフメンター協会を立ち上げ、代表理事に就任
2017年こころテラス株式会社を設立
- 紹介文
探偵業の現場で培った経験をもとに、「探偵の現場」や「夫を夢中にさせるいい妻の愛されルール」等の書籍を発売。
また、ビジネスリアリティ番組「令和の虎」にも出演し、あらゆるメディアを通じて、調査の実態や夫婦関係の在り方を伝えています。
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