浮気妻の不貞行為が発覚|とるべき対処法や証拠の集め方について解説

妻の不貞行為が発覚|とるべき対処法や証拠の集め方について解説

妻の不貞行為が発覚しても、怒りやショック、今後の不安で、とるべき対処法を冷静に判断できないことがほとんどですよね。

妻の不貞行為が発覚した後はすべきことを早めに把握しておくと、離婚や慰謝料請求を考えた際の準備もスムーズになります。

今回は妻の不貞行為発覚後にとるべき対処法、証拠の内容や集め方のポイントをわかりやすく解説してみたいと思います。

妻が不貞行為をしていた際の対処法

妻が不貞行為をしていた際の対処法は、夫が今後どんな関係を望むのかによって方法が異なります。

ここでは妻の不貞行為が発覚した際の、状況別の対処法パターンを一緒に見ていきましょう。

相手との関係を断ち切らせたい場合

妻の不貞が発覚してショックや怒りを覚えても、変わらぬ愛情を持っていきたいと願うケースはめずらしくありません。

妻の不貞発覚後、相手との関係を断ち切らせたい場合は、まずは夫婦間でゆっくりと話し合える時間を設けるようにしましょう。

不貞行為は妻ばかりではなく、忙しくて夫婦間の時間を取れずにさみしい思いをさせてしまった夫にも原因があるケースがあります。

妻の不貞行為の原因を探り、夫婦間の話し合いの中で関係を断ち切ってほしい旨を伝えながら、信頼関係を取り戻すための努力を欠かさずに行いましょう。

慰謝料を請求したい場合

妻の不貞行為発覚後は、妻と不貞の相手側の両方に慰謝料請求をすることが可能になっています。

妻に慰謝料を請求したい場合は、

  • ・不貞行為が証明できる証拠を用意しておくこと
  • ・慰謝料請求のみで離婚をしない場合は金額が少なくなること

という条件や影響があります。

妻の不貞行為の相手側に慰謝料請求をしたい場合は、妻に慰謝料請求をする際に必要な条件をクリアしている必要があります。

もし、

  • ・不貞関係の相手側が既婚者だと知らなかった
  • ・自由意志ではなく、妻からの一方的な要望で肉体関係を持たせられてしまった

場合は相手側への慰謝料請求が難しくなってしまうため、不貞関係にあるふたりがどんな状況にあったのかをしっかり把握しておきましょう。

離婚したい場合

妻の不貞行為が発覚した場合は、配偶者である夫の離婚請求が可能になります。

そもそも不貞行為は、法定離婚事由という、法律にて定められている離婚事由の最初の項目に提示されているものとなるため、裁判にまで発展してしまったとしても判決によって離婚が可能になります。

妻の不貞発覚後に離婚をしたい場合は、

  • ・子どもへの養育費について
  • ・財産分与に関して

といった話し合いを進めておく必要があるでしょう。

妻の不貞行為で慰謝料を請求できる3つの証拠

妻の不貞行為の発覚後に慰謝料の請求を考えた際には、それが認められる証拠を用意しておくことが必要不可欠になります。

ここでは妻の不貞行為で慰謝料の請求ができる、主な3つの証拠とそれぞれの有効性を解説していきたいと思います。

1. 肉体関係がわかる画像・動画

妻の不貞行為を立証し、慰謝料を請求するためには、不貞関係のあるふたりの肉体関係がわかる画像や動画が有効な証拠になります。

肉体関係がわかる画像や動画にはたとえば、

  • ・ラブホテルに入っていく、出てくるところの瞬間の画像や動画
  • ・ベッドの上で裸、または裸に近い状態で密着している画像や動画

などがあります。

特にラブホテルに入る、出てくる画像や動画は、ラブホテルは性的な行為を行う場所という認識が一般的となっているため、肉体関係がわかる有効な証拠となるでしょう。

2. 不貞行為があったと思われる音声データ

不貞行為をしているふたりは、世間話の一環で性的な関係がわかる会話を自然にしている傾向にあります。

性的な関係を持った際の感想は不貞関係にあるふたりが頻繁に会話に盛り込む内容となりやすく、このような音声データは不貞関係を立証し、慰謝料を請求するための有効な証拠になるのです。

3. 肉体関係を匂わせるメールやLINEのやり取り

不貞関係にあるふたりは、会話と同じように肉体関係を匂わせる、メールやLINEのやり取りを自然にしてしまっている傾向にあります。

「次はどこどこのホテルに行って楽しもう」
「昨日(この間)はよかった」
というようなニュアンスのメールやLINEのやり取りは、肉体関係をイメージできる有効な証拠となり、慰謝料請求が可能になります。

妻の不貞行為の証拠を集める3つの方法

「妻の不貞行為を止めさせたい」
「離婚や慰謝料を請求したい」

と考えた場合は、どちらであっても不貞行為の証拠を集めることが欠かせません。

ここでは妻の不貞行為の証拠を集めるためにできる、主な3つの方法をお伝えしていきます。

1. 尾行する

尾行による妻の不貞行為の証拠を集める方法は、

  • ・不貞行為の相手がどんなタイプなのかわかる
  • ・妻が不貞する場所、時間帯、日時など予測できる
  • ・妻の行動パターンを予測できる

といったメリットがあり、早い段階でさまざまな証拠を掴める可能性が高いと言えるでしょう。

2. スマホや持ち物をチェックする

妻のスマホや持ち物をチェックする、不貞行為の証拠を掴む方法には以下のようなメリットがあります。

  • ・高い確率で不貞関係を匂わせるLINEやメール内容を確認できる可能性が高い
  • ・ラブホテル利用のレシートやクレジットカードの明細などが見つかりやすい
  • ・明らかに妻のものではない、プレゼントされたアイテムなどが見つかるかもしれない

妻のスマホや持ち物をチェックするのは、プライバシーの侵害になるおそれもあるため、慎重な行動が重要になります。

3. 探偵事務所に依頼する

探偵事務所に依頼して、妻の不貞の証拠を集める方法には、

  • ・法の範囲内で有効な証拠を掴んでもらえる
  • ・万が一証拠が掴めなかった場合は費用がかからない
  • ・探偵事務所によってはアフターサポート、カウンセリングなどの制度が充実している

といった安心のメリットがあります。

妻の不貞行為の証拠集めは、ノウハウや知識を持っていないと、

  • ・知らず知らずのうちに法に触れる行動を取っていた
  • ・妻や不貞関係の相手側にバレてしまった

というトラブルが生じてしまうリスクもあります。

不貞関係発覚後のショックを受けた状態にこのようなトラブルが重なると、精神的なダメージが大きく出てしまうため、探偵事務所への依頼は確実で安心な対処法となります。

妻の不貞行為で離婚する際の注意点

妻の不貞行為で離婚を決めた際には、親権や財産分与に関するいくつかの注意点を理解しておくことが重要です。

妻の不貞行為で離婚する際の注意点、子どもの親権や妻への財産分与の金額について見ていきましょう。

子どもの親権を確実に獲得できる訳でない

妻の不貞行為で離婚する際は、子どもの親権を獲得できるイメージがありますが、離婚原因と親権には関係がないため、親権が妻に渡ってしまうケースがあります。

家庭裁判所では子どもの親権に関して、

  • ・経済力や生活状況
  • ・子どもに対する愛情
  • ・子どもが15歳以上の場合は子どもの意思が優先される

と定めているため、親権の獲得をしたい場合は妻との話し合いや子どもの意向を考えながら、弁護士にも相談しましょう。

妻への財産分与の金額が慰謝料より多くなる場合もある

妻の不貞行為が原因となって離婚を決めても、財産分与を受ける権利を妻は失うことはありません。

財産分与は結婚している間に夫婦間で築いてきた財産のことを言うため、妻からの慰謝料があったとしても、夫側から支払う財産分与の金額が多額になることが少なくはありません。

財産分与と慰謝料請求が離婚のマイナスにならないよう、不貞発覚後に離婚を決めた際は、早い段階で金額調整の計画やバランスを考えておくようにしましょう。

まとめ

妻の不貞行為発覚後は、原因を見つめ直しながら夫婦間での話し合う時間を設けたり、不貞の証拠を集めるための準備を早めにしておく必要があります。

探偵や弁護士のサポートを受けることも検討しながら、夫婦間や大切な子どもにとってベストな選択をしていただければと思います。

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