浮気調査浮気調査は別居のタイミングもポイント!慰謝料請求できるケースは?
夫婦であったとしても、やむを得ない理由から別居することもあるでしょう。その際、浮気を疑うできごとが起こるケースも少なくはありません。その場合に慰謝料請求はできるのでしょうか。この記事では、別居の理由や婚姻関係、別居中に浮気されないためにできること、別居中の浮気で慰謝料請求できるかどうかなどについて詳しく解説していきます。
別居の理由について確認しておこう!
別居と一口に言っても、さまざまな理由があります。たとえば、長期の出張や転勤などによる単身赴任、大きなケンカをして頭を冷やすために一時的に別居をする、離婚を前提にしているなど、各夫婦によって別居の理由は異なるものです。別居中に浮気の慰謝料を請求する場合には、夫婦関係が破綻していたかどうかが重要なポイントになります。しかし、不貞行為の証拠を突き付けられた相手が、頭を冷やすための一時的な別居だったにもかかわらず、もとから離婚するつもりで別居していたと言い逃れをするケースもあるのです。そのため、別居前後の夫婦関係を証明できるようなものがあるといいでしょう。
たとえば、離婚を前提にしていない別居の場合には、連絡をしっかり取り合っているケースが多くなります。メールや手紙などで近況報告をし合っているのなら、それらを保存しておくと効果的です。また、親せきの結婚式やお葬式などに一緒に出席した写真、子どもの行事に参加した際の記録なども、夫婦関係が良好に保たれていたことの証明になります。別居中でも一緒にでかけることが多い場合には、日記やブログなどで記録を残しておくのもいいでしょう。そのため、普通の夫婦関係が継続されていたことを証明できるようなものは、念のため取っておくように習慣付けると安心です。
必要があって別居するとき!浮気をされないためのポイントは?
単身赴任以外の理由で、やむを得ず別居をする場合も多いでしょう。その場合、別居中に浮気をされないために押さえておきたいポイントが3つあります。
まずは、別居する場所です。可能であれば、いつでも迎える距離で別居するようにしましょう。単身赴任などの理由だと難しいですが、それ以外の理由ならできるだけ近い距離で別居することがポイントになります。浮気がバレにくいという安心感があることが、別居中に浮気をしてしまう要因として考えられるのです。一緒に住んでいると、些細なことで浮気がバレる可能性が高いため、大きなリスクがあります。しかし、離れて暮らしていれば配偶者の目が届かないわけですから、バレないだろうといった意識が働くのです。リスクが低くなると、心が浮ついてしまって「浮気をしても大丈夫だろう」と思ってしまう人も多くいます。それだけでなく、離れた場所だとなかなか訪ねることができないため、浮気相手と約束を取り付けやすくなりますし、家にも招きやすくなり浮気が長く続くこともあるのです。このような安心感を持たせないようにするためには、別居先を近くにするのが効果的です。別居場所が近い場合には、突然配偶者が訪ねてくるかもしれないという認識が生まれます。浮気をしてもバレるといった危機感を持たせることができるので、浮気の抑止につながるのです。
浮気防止アプリなどを共有するのも良い方法になります。スマートフォンにはさまざまな浮気防止アプリがあり、それをインストールしておくことで、色々なことが探れるようになるのです。GPSによる位置情報の共有や交通履歴、メールなどのやり取りを探ることができるなど、浮気していないかどうかを調べることができます。同居している場合には、休日に1人で出かけたり、仕事の帰りに出かけたりということは、気が引けてしまうものです。しかし、別居していれば家族を気にする必要がないため、出かけやすくなります。自由になるとタガが外れてしまう人も多いので、行動を見守ることができるようなアプリをインストールしておくと安心です。なにかすれば配偶者に情報が伝わってしまうと思っていれば、浮気の可能性は低くなるでしょう。ただし、浮気防止アプリを配偶者のスマートフォンにインストールする際には、しっかりと相手の了解を得ることが重要になります。内緒でインストールすると、思わぬ罪に問われることもあるので、注意しましょう。
最後は、別居を解消して家に帰りたいと思わせることです。どうしても別居しなければいけないケースもあるでしょうが、別居期間が長く続きすぎるのはよくありません。そのため、こまめに連絡を取って相手のことを気にかけておきましょう。別居によって寂しさを感じることも、浮気へとつながってしまうことがあります。別居すると、今まで家族で暮らしていたのが1人になるため、寂しさを感じやすくなります。また、離れた場所に住む場合には周りに知り合いがいない寂しさ、見知らぬ土地での心細さなどが重なって、浮気によって心の隙間を埋めようとするケースもあるのです。連絡を長く取らずにいると、寂しさが大きくなり、浮気をされてしまう可能性が高くなるでしょう。また、もう自分には興味がないのだなと思われて浮気される可能性もあります。浮気をされないようにするためには、離れていても相手を思っていることを表して、しっかりとコミュニケーションを取っておきましょう。そうすることで、浮気の予防にもなりますし、別居の解消が早まる可能性もあります。
別居中の浮気と慰謝料の関係1:請求できない場合
別居中に配偶者に浮気された場合、慰謝料を請求できないケースが存在します。まずは、すでに夫婦関係が破綻していると判断された場合です。たとえば、夫婦ともに離婚することに同意しており別居していたときは、慰謝料請求することができません。裁判では、4つのことを総合して夫婦関係が破綻していたかどうかを判断することになります。別居期間・婚姻期間・連絡の状況・夫婦関係がなぜ悪化したのかの4つです。別居期間については、5年以上別居を続けていた場合、婚姻関係が破綻していたとみなされることが多くなります。また、連絡をほとんど取っていない、近況報告などをしない期間が長らく続いていると、お互いに興味がないとみなされ、婚姻関係は破綻していると判断されるケースが多いでしょう。つまり、別居期間が5年以上で、婚姻期間が短く、連絡を取り合わない期間が長く続いている場合に浮気が発覚した際には、慰謝料を請求できないケースがほとんどです。
また、別居の原因が自分にあった場合も、慰謝料の請求はできません。これは、そもそもの原因を作った側の主張は、法律的には認められないことが多いためです。自分の浮気が原因で別居をしたのに、相手の浮気を責めるというのもおかしな話です。自分が浮気をしていた、暴力などで相手を傷つけていたのなら、浮気をされたとしてもその責任を追及することは難しくなります。
別居中の浮気と慰謝料の関係2:請求できる場合
別居中の浮気で慰謝料を請求できるケースはいくつかあります。まずは、別居前から配偶者が浮気をしていた場合です。別居前の婚姻関係が破綻していない状況で配偶者がすでに浮気をしており、その証拠がある場合には慰謝料の請求をおこなうことができるでしょう。浮気相手と自由に会うために配偶者から別居を切り出されて別々に住むことになったなどの場合には、証拠さえあれば慰謝料の請求を認めてもらえる可能性は高いのです。また、ケンカなどをして頭を冷やすために別居していた場合にも、慰謝料の請求ができます。ケンカで夫婦関係が険悪になったとしても、関係を修復する目的で一時的に別居をすることもあるでしょう。そのようなときに浮気をするのは、せっかく修復中だった関係を壊す行為も同然です。この場合には、配偶者だけでなく浮気相手にも慰謝料を請求できるケースもあります。
別居中に頻繁に会っていたケースや、連絡をこまめに取り合っていた場合も、慰謝料の請求が可能です。別居中であっても、時間を合わせてよく出かけていたり子どもの行事に一緒に参加していたりすれば、夫婦関係が良好に保たれていたと判断されます。近況報告、子どもの写真を送るといったことをこまめにおこなっているのもポイントです。その状況で浮気をすれば、不貞行為によって夫婦関係を壊したと判断されるため、慰謝料請求が可能になりますし浮気相手に請求することもできるでしょう。
単身赴任のために別居していたときも、慰謝料の請求ができます。単身赴任とは、どちらにも責任がない、やむを得ない事情による別居です。本人たちが別居をしたいと思ったわけではなく、会社などの都合によって半強制的に別々に暮らすことになるものですから、夫婦関係はそもそも破綻していません。そのため、単身赴任中に浮気をしたときには、責任を問われることになるでしょう。
浮気調査ではどのような証拠が必要?
別居中、浮気をされて慰謝料請求をしたいのなら、浮気調査などをおこない証拠を集める必要があります。どのようなものが、浮気の証拠として認められるのでしょうか。浮気の証拠として認められるものとしては、ラブホテルなどに出入りする写真が挙げられます。3回以上ホテルに出入りしている、最低でも40分以上ホテルに滞在しているといった条件があれば、証拠として採用されやすくなります。不貞行為があったことを示すことが重要なので、ホテルへの滞在時間などを考慮しながら証拠を集めるといいでしょう。また、浮気相手宅への出入り写真も、証拠として採用される可能性が高くなります。頻繁に浮気相手宅に通って長く滞在しているようなら、浮気の証拠になるでしょう。
浮気の証拠というと、メールやSNSのやりとり、写真などを思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、スマートフォンなどに残された、浮気相手とのメールのやり取り、浮気相手との写真などは、証拠として認められるケースは低いので注意が必要です。基本的には不貞行為、つまり肉体関係があったかどうかが、浮気しているかどうかの判断においては重要になります。そのため、日常的なやり取りをしているメール、通常の記念写真などは証拠としては弱いのです。ただし、肉体関係があることを示すやり取りや写真があるのなら、証拠として採用されるケースもあります。
別居する場合の浮気調査で大切なこと
別居する場合には、さまざまなことを考えなければいけません。どうしても別居をしなければいけないこともあるでしょうが、別居は簡単なものではないのです。別々に住むのなら、それぞれに生活費が必要になるでしょう。配偶者が生活費をしっかり送ってくれればいいのですが、送ってもらえないケースもあります。子どもがいるのなら、養育費なども必要になるでしょう。生活費や養育費などを送ってもらえない、足りない場合は、外に出て働く必要があります。そのため、生活のしわ寄せを少しでも軽減できるように、実家に住むなどの配慮をすると安心です。1人で子育てをするのは大変ですし、子どもにとっても頼れる大人が身近にいることで安心感が高まります。父親と母親が別居しているのなら、なおさら安定できる環境を整えてあげるべきでしょう。実家が遠すぎない距離にあるのなら、別居中は実家に戻って一緒に暮らしてもらうのが理想です。
別居中に浮気を疑うことがあったのなら、浮気調査をしてみるといいでしょう。しかし、浮気調査を自分でおこなうことは非常に困難です。確実な証拠を掴むためには、尾行をしたり聞き込みなどをしたりする必要があります。個人でおこなうと配偶者にバレて警戒され、結果的に証拠を掴めないこともあるのです。そのため、浮気調査をしたいのなら探偵などの専門家に依頼するといいでしょう。専門家に依頼することで本当に浮気をしていた場合には、しっかりとした証拠を集められる可能性が高くなります。また、証拠をつかむことで、配偶者が浮気をやめてくれるケースもあるでしょう。目指す道は離婚だけではありません。まだ相手に気持ちがある、相手がしっかりと反省しているのなら、関係を修復するという道も選べます。信ぴょう性のある証拠を集めておくことでさまざまな道を選ぶことができるため、探偵などの専門家に依頼して浮気調査をしてもらうと安心です。
別居後の浮気調査は専門家に相談しよう!
浮気調査をする場合、別居の時期や別居前後の夫婦関係などが重要になります。そのため、はじめから専門家に相談しておくといいでしょう。専門家に相談すれば、状況に応じて最適な調査を提案してもらうことができます。離婚するしないに関わらず、浮気の証拠をつかんでおくことは大切ですから、専門家に依頼して確実な証拠を集めておくといいでしょう。
監修:岡田 真弓
総合探偵社MR代表
2003年 株式会社MRを創業。浮気調査、家出調査など、家庭内の悩みを女性目線で解決し、業界注目のカウンセラー制度を創設。
2008年、探偵の専門的な技術の向上と育成を目指しMR探偵学校を開校し、学長に就任。2017年、一般社団法人日本ライフメンター協会を設立し、理事に就任。
現在、ラジオ日本にて毎週火曜日23:15~放送中の『岡田真弓の未来相談室』にパーソナリティとして出演中。
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